ちょっと長めだけど、トレランスタイル荷物少なめで頑張れば日帰りできるくらいの距離のコースがたまってきたので、まとめてみます。移動には夜行・前泊も含むが、登山自体は一日で終わるコースです。距離と累積標高はYAMAPで計測したもの、また筆者はハーフマラソン2時間程度の走力です。
凡例
- YAMAP
- 記事(あれば)
- 総距離, 累積標高(登りと下り)
- アクセス
- スタート地点、ゴール地点がそれぞれ何でアクセスできるかで分類
- 電車→○、バス→△、タクシー→×
- 補給
- 水場、山小屋、トイレなどの情報
- 心配なし→○、少なめ→△、ほとんどなし→×
- コース
- 危険箇所有無や舗装路の割合
- 温泉
- 下山後の温泉へのアクセス情報
- 下山後すぐ→○、電車・バス必要→△、近くになし→×、確かめていない→?
- コメント
秩父・多摩・南関東
鳩ノ巣駅~西武秩父駅(33.2km, 2700mD+)
YAMAP | |
記事 | |
距離, 累積標高 | 33.2km, 2700mD+, 2700mD- |
アクセス | ○ |
スタート地点 | 青梅線鳩ノ巣駅 |
ゴール地点 | 西武鉄道西武秩父駅 |
補給 | × 川苔山周辺に水場がある程度で、トイレ含めてほぼなし |
コース | 有間峠周辺で一瞬舗装路に出るのと、武甲山を下りた後は長い長いセメント街道が待っている |
温泉 | ○ 西武秩父駅に日帰り温泉あり |
奥多摩駅から西武秩父駅が意外と近いことに気づいて、初めてロングトレイルをやってみたコース。今思えば日の短いときにやるものではない。鳩ノ巣駅からスタートしているのは保仁田山と鋸尾根を回避して少しでも累積標高を減らすため。奥多摩駅起点でも良い。
笹子駅~河口湖駅(19.0km, 1900mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 19.0km, 1900mD+, 1600mD- |
アクセス | ○ |
スタート地点 | 中央線笹子駅 |
ゴール地点 | 富士急行河口湖駅 |
補給 | △ 三つ峠山頂の山小屋くらいだが距離が短いのでそんなに心配ない |
コース | 最後の天上山はロープウェイがあり他のお客さんが多いので、注意して歩く |
温泉 | ? |
駅から駅をつなぐコースにするとバスに乗らなくて良いので便利だと思って、地図とにらめっこして作ったコース。このコースを歩いて本社ケ丸と清八山に登り、大月市の秀麗富嶽十二景を知った。三つ峠や河口湖に行ったのも初めてだったかもしれない。
西丹沢ビジターセンター~宮ヶ瀬湖(22.3km, 2400mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 22.3km, 2400mD+, 2600mD- |
アクセス | △ |
スタート地点 | 西丹沢ビジターセンター(新松田駅からバス) |
ゴール地点 | 宮ヶ瀬湖(本厚木駅までバス) |
補給 | ○ 道中3つ山小屋があるので補給は容易 |
コース | 檜洞丸と蛭ヶ岳の間が鎖場岩場が多く危険 |
温泉 | ? |
滝子山~牛奥ノ雁ヶ腹摺山(20.8km, 2400mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 20.8km, 2400mD+, 1500mD- |
アクセス | △ |
スタート地点 | 中央線初狩駅 |
ゴール地点 | すずらん昆虫館(甲斐大和駅までバス) |
補給 | △ 湯ノ沢峠から少しおりたところに水場あり 他にも何箇所かありそう |
コース | 特になし |
温泉 | △ すずらん昆虫館からバス |
秀麗富嶽十二景を登ろうと思って作ったコース。本当は小金沢山まで行こうと思ったけどバスの時間が迫っていたので牛奥ノ雁ヶ腹摺山から下りた。それでも3座ゲットしている。道はよく整備されていて、特に大蔵高丸あたりの草原状の展望、白谷ノ丸の白ザレは一見の価値あり。前情報なしで行ったので感動した。
小金沢山~岩殿山(27.0km, 2000mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 27.0km, 2000mD+, 3200mD- |
アクセス | △ |
スタート地点 | 小屋平(甲斐大和駅からバス) |
ゴール地点 | 中央線大月駅 |
補給 | × トイレくらいしかない |
コース | 大垈山のあたりは人がほとんど入らないようでかなり道がわかりにくい |
温泉 | × |
秀麗富嶽十二景シリーズ3作目。小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、雁ヶ腹摺山、姥子山、岩殿山の5座が取れる。十二景というが、実際には二十座あることを知った。雨が降っていて、富士山は全く見えなかった。
三頭山~陣馬山(32.3km, 2500mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 32.3km, 2500mD+, 2800mD- |
アクセス | △ |
スタート地点 | 深山橋(奥多摩駅からバス) |
ゴール地点 | 中央線藤野駅 |
補給 | △ 三頭山避難小屋から下りたところの水場は見つけられなかった 日原峠から10分下ったところに水場あり |
コース | 生藤山まではアップダウンが少なく非常に快適だが生藤山付近は多少アップダウンあり |
温泉 | × |
笹尾根。東京都の県境を歩くのでロマンがある。南高尾まで行けるとなお良い。
奥多摩駅から七ツ石山ピストン(33.0km, 2500mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 33.0km, 2500mD+, 2500mD- |
アクセス | ○ |
スタート地点 | 青梅線奥多摩駅 |
ゴール地点 | 青梅線奥多摩駅 |
補給 | △ 鷹ノ巣山避難小屋から少し下りたところに水場があった(はず) |
コース | 特になし |
温泉 | ○ 奥多摩駅から徒歩圏内に温泉あり |
巻き道が多く、大体のピークは回避可能。巻き道は平坦で歩きやすい。早い人は雲取まで行く。
梁川駅~初狩駅(26.5km, 2700mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 26.5km, 2700mD+, 2500mD- |
アクセス | ○ |
スタート地点 | 中央線梁川駅 |
ゴール地点 | 中央線初狩駅 |
補給 | △ 後半富士急行田野倉駅に一旦出るので近くのコンビニで補給可能 |
コース | 特になし |
温泉 | × |
秀麗富嶽十二景シリーズ4作目。ここで意外な事実が判明して、なんと猿橋駅からほど近い御前山という山も秀麗富嶽十二景に数えられていた。少なくとも山頂には秀麗富嶽十二景の看板が出ていたので、十二景ハンターの皆さんは気をつけてください。コースに関しては田野倉駅に下りた後また山を登るのが心理的に抵抗を感じるが、覚悟して臨めば高川山はあっさり登れる山であった。
北アルプス
燕岳~常念岳(30.8km, 2600mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 30.8km, 2600mD+, 3300mD- |
アクセス | × |
スタート地点 | 中房温泉(夏は新宿から夜行バスが出ている) |
ゴール地点 | ほりでーゆ(豊科駅までタクシー) |
補給 | ○ 山小屋が充実しているので補給の心配はなし |
コース | 常念岳の前後は険しい岩場で、特に前常念を経由して三股に下山するルートは岩場が続き隠れるところがないので、夏の午後など落雷リスクのある場合は通るべきではない |
温泉 | ○ 三股登山口から林道を8km |
まいたび登山バスで行くアルプス日帰りシリーズ。北アルプス三大急登の合戦尾根を登りたくて中房温泉スタートにしたが、逆にすれば下山後すぐ温泉に入れるし(時間はやや厳しいが)バスも出ている(これも時間が厳しい)ので、合戦尾根にこだわりがなければそのほうが良いかも。稜線の東側はずっと曇っていたが、西側は晴れて槍穂高連峰がよく見えた。
中央アルプス
空木岳~千畳敷(19.5km, 3100mD+)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 19.5km, 3100mD+, 1300mD- |
アクセス | △ |
スタート地点 | 菅の台バスセンター(新宿から終バスで駒ヶ根、駒ヶ根から歩いて途中すき家で補給していくとちょうど深夜2時くらいに着く) |
ゴール地点 | 駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅 |
補給 | △ 険しい割に少なめかも |
コース | 空木から千畳敷までの間はアップダウンが激しく険しい |
温泉 | △ バスセンターの近くに温泉あり |
伊那前岳を通って帰るとか、少なくとも木曽駒には登りたいなどと考えていたが、空木からの道のりのあまりの険しさにすべて吹っ飛んだ。後半雲行きも怪しくなってきたので、宝剣岳にすら行かず千畳敷からロープウェイを使って退却。しらび平駅に入ったあとすぐ雨が降り出して、落雷もあり、実際そのせいでロープウェイが1時間ほど休止した。夏のアルプスは午後になると天気が悪くなることが多く落雷リスクがあるので、それを考慮すると使える時間は少ない。
八ヶ岳
南八ヶ岳周回(40.6km, 3402mD+, 3405mD-)
YAMAP | |
距離, 累積標高 | 40.6km, 3402mD+, 3405mD- |
アクセス | ○ |
スタート地点 | 小海線甲斐大泉駅 |
ゴール地点 | 小海線甲斐大泉駅 |
補給 | △ 観音平駐車場には自販機がないことに注意 |
コース | 県界尾根は技術難易度D。赤岳南側はザレた斜面なので注意。八ヶ岳横断歩道は、沢沿いの道が分かりにくい |
温泉 | ○ |
YAMAPや山と高原地図に載っている道なので、コースが作りやすい。宿の都合で甲斐大泉駅スタートにしたが、小淵沢から清里までの沿線であればルートが作れそう。八ヶ岳横断歩道はスリーピークス八ヶ岳トレイルという大会でも使われていたり、八ヶ岳山麓スーパートレイルというロングトレイルの一部にもなっている。