2023/11/18 - 19 に行われたFTR100の参加レポです。100kmレースは二回目でしたが、前回の奥信濃100よりも累積標高が多く初めての夜通しレースになりました。
開始前
重い荷物を引きずって会場へ。結構寒い。。ギリギリまでダウンを着て過ごす。前回の反省を踏まえて、位置取りはほぼ最後尾。
Start - A1 国際釣り場
列が詰まって進まず、ゲートを過ぎたのが1分40秒くらい、その後謎に羊山公園を一周してゲートまで戻ってきて、そこからやっとスタートの気持ち。
前半は渋滞でずっと前の人についていくだけ。正直どういう道を通ったかもほとんど記憶にない。
朝はモヤがかかっていたが、次第に晴れて武甲山がよく見えていました。
最初のエイドは水と固形物をちょっと補給してすぐにリスタートした。
A2 - A3 子の権現
この区間は事前に試走した道だったので、先の予測がついて気持ちが非常に楽。歩いたり走ったりして普通に進む。
ここで、大会の距離の計測に2種類あることに気がつく。エイドは公式の地図では28kmと記載されているが、その直前に30kmの標識があった。あらあら標識の方はエイドと計測方式が違うのかな?と思ってたら、後半で標識の距離がエイド距離に準拠していそうなところもあった。つまり標識の方に2種類の距離が混ざっている。次のエイドまであとどれくらいかの目安として使っているので、こういうのは困る。後半は思考能力も落ちてくるので、よくわからないまま進むことになり、メンタルに悪いと思う。。まあどう頑張ってもデバイスによる精度誤差とか計算の仕方の違いで距離はいくらでも変わってしまうので、究極的には試走を重ねて道を覚えるのが一番良いのかもしれない。
A3 - A4 名栗河川広場
ここも記憶がない。子の権現の存在でエイド間の距離が短いので、楽に感じる。
エイドでシチューをもらって食べる。熱々なので、時間がかかってしまった。あとはヘッデンの用意とかトイレとか。
A4 - A5 ゆのた
名栗河川広場から権次入峠までの登りは棒ノ折に登る一般登山道ということもあって、ハイカーさんが多かった。ただ時間は午後なのでハイカーさんは下山していて、道を譲ったり。この辺から調子が良くなってきて、前の人を抜かしたりしてた。
権次入峠まで登ると、棒ノ折には行かず、すぐ下山。いよいよ調子付いてきたのが止まらず、自分の体とは思えないくらいに軽く感じてしまって、後のことも考えずすごい勢いで飛ばしていた。後半のツケはすごかったけど、これはこれで楽しかったので良いかな。。
エイドにつく頃には既に日没。ドロップバッグを回収したものの2,3の固形物をザックにいれただけで他に補給するようなものもなく、ProtectJ1を塗り直しただけだった。
A5 - A6 子の権現
二回目の子の権現は遠く感じた。距離が短いと思って油断していたのか疲れていたのか。
エイドでは牛丼を食べた。ちゃんとしたものが食べれるのは感謝の限り。
A6 - A7 長念寺
ここも試走していた飯能アルプスだけど、大高山から最後の天覚山まで、異様に遠く感じた。下り基調の筈なのに登りが多く感じる。さらに、最後の方でトイレに行きたくなって走れない。
長念寺についたのが11時ちょっと前。かなり疲労していて、最後のロードは走れなかった。
そして、胃腸があれなんかおかしい、、ということに気付いてしまう。単純な疲労によるものと、エイドで冷たいものを飲みすぎたせい。で、食べ物を受け付けない。無理すれば食べられる。ここのエイドの立ち回りは一番悪かったのだが、
- 椅子に座ってゆっくりすいとんを食べる
- 夜通しのレースが初めてなので、仮眠したほうがいいかな、仮眠室どんな感じかな、ということが気になる
- ここで仮眠をしないと次の仮眠チャンスはかなり先
- 次の次のエイド
- 仮眠をすると時間を使うけど、その間にたくさん抜かれてしまうのではないかと不安になる
- 特にゆのたあたりで調子に乗って飛ばしていたので、自分としてはかなり良い順位にいた
- ここで仮眠をしないと次の仮眠チャンスはかなり先
- 胃腸が弱っているので、あと40km以上残してこの状態で大丈夫か、と不安になる
- 試走もしていないので余計不安になる
- そんな事を考えながらエイドのテントの風通しが非常によく、風も強いので寒いことに気がつく
- 寒くて体が冷えてがたがた震えてると仮眠室で布団にくるまったほうがよいと言われ
- 仮眠室に行き布団にくるまるが寒すぎて寝れず
- ストーブの近くでじっと体を温める
という感じで計画性なくエイドにいたら1時間が経過していた。
結局寝れなかったし、無駄に時間を使っただけ。
A7 - A8 高山
ここからゾンビ状態に突入。胃腸がおかしいので補給できずエネルギーがないのでかばうようにゆっくり歩いて、ほとんど走れない。
とはいえそれは他のランナーも似たような状況で、コース上は死屍累々、座り込んで休んでいる人が何人もいた。
夜景が綺麗。
星も見える。
神社を通るときに道が大きくて迷ったことと、顔振峠がいかにも深夜人気のない山あいの町という感じで非常に恐ろしかったことを覚えている。山道は開けていて意外と怖さを感じなかった。
高山エイドは道端にテントが設置されているだけで吹きさらしだった。風が強く、休憩なんかできない。。
サイダーにフルーツポンチを入れたものを提供していたけど、みんな胃がやられているのか不人気。おでんを食べている人が多かった。フルーツポンチは食べられて、おでんは食べられる気がしなかったけど勧められて汁だけもらって飲んだ。
A8 - A9 県民の森
高低図からすると一番きつい区間。ゾンビなので這いずるように進む。眠気も出てきた。道端で寝ようとするが、とても寝れない。風も強かったけどレインジャケットを着るとだいぶまし。眠気が一番つらかった。
刈場坂峠まで行けばだいたい終わりかと楽観的に考えていたらそんなことはなくて、エイド手前の丸山までがこの上なく遠い。
途中のツツジ山で日の出。
県民の森エイドで30分仮眠。仮眠所が空いてて本当に助かった。タイマーを設定していなくて、人が入ってきたタイミングで起きたら30分経過していた。危ない。
A9 - Goal
エイドを出た直後、登りがあってキレそうになる。下りちゃうんかい。でも、下りも急でまともに走れなかった。ロードも走れない。最後のトレイルも限界ギリギリ。ゴール直前の道だけ、人がいるので見栄を張って走った。
反省
胃腸トラブル、仮眠、寒さ対策、体力、ペース配分ですかね。良い経験ができました。