一泊二日で四国山地を石鎚山から笹ヶ峰まで歩いた。1日目に石鎚山から土小屋、2日目に土小屋から笹ヶ峰まで。
1日目
石鎚山は標高1982mで西日本最高峰、愛媛と高知の県境にある。途中鎖場が4つあって、どれもスタンスが少ない急な崖を登るので、鎖の輪っかや、三角形の形の鎖に足を乗せることが推奨されているらしい。天気の良い日だったので当然のように渋滞していたが、意地で全部登った。鎖がしっかりしてるので、鎖を使えば難しくない。
最後の鎖を上り切ると神社があり、石鎚山の標識が掲げてあって1982Mと書いてあったのでそこが最高地点かと思いきや、そうではなく少し離れた天狗岳というところが最高地点。神社のあるところは弥山という名前で、弥山から天狗岳までは両側の切れ落ちた岩場を通過する必要があり危険。山と高原地図では破線ルートになっている。
天狗岳からそのまま東に進んで土小屋まで行くルート(東陵ルート)があるようで、進んでみたが、岩場に阻まれて道が見つからなかったのでやめた。あとで調べると登りで使っている人はいるものの、下りで使っている人はいなかった。山と高原地図では破線すらない完全なバリエーションルート扱いなので、初めて、しかもソロで行くルートではない。
今回は使わなかったが、弥山より南西の稜線も良い眺めだった。
その日は国民宿舎石鎚に泊まった。夕食時にNHKにっぽん百名山の石鎚山の回をテレビで流していて、天才だと思った。全員が見ていた。
2日目
翌日は5時から活動開始。
- 土小屋〜山荘しらさ
- アップダウンの少ない稜線なので、トレラン用に整備したのかと思うくらいに歩きやすい箇所が多いが、崩壊箇所を避けて歩くところもありそんなに簡単ではない。すぐそばを車道が通っているので、車のエンジン音も聞こえてきて、嫌な人は嫌だろう。伊吹山手前の笹原が見事。
- 山荘しらさ〜瓶ヶ森
- 瓶ヶ森〜東黒森
- 瓶ヶ森を下りると一旦車道に出るがまた山道に戻る。で、この山道の入ってすぐ道がわからなくなり、ちょっとうろうろして、笹藪に道が隠れていることが分かった。これ本当に一般登山道なのか、と非常に疑わしくなる道で、それが延々続く。さらに南側からの強風が直撃(遮るものがないので)するので、体力も削られる。ダメ押しは最後の頂上への登りで、かなりの急登と狭い道、ようやく登ってみても山頂は大して見るものもない、ということで、この縦走考える人は、西黒森は登らないでも良いのではないか。この笹薮&強風のコンボはその後もしばらく続いた。
- 東黒森〜笹ヶ峰
- 笹ヶ峰〜下津池