ハルビン旅行

f:id:krtx:20180203180237j:plain2018/02/02 - 2018/02/04 の日程でハルビンに行った。

服装・気温

ハルビンは中国でも一番北に位置する黒龍江省の都市なので2月は非常に寒く、気温は最高でも-10度、一番低くて-29度になっていた。したがって特別な服装の用意が必要である。実際に着た服は以下。

服は普段の冬服+α(コートとヒートテックを旅行のために買った)で問題なかった。

手はスマホが微妙に使えない手袋を買ってしまったので、スマホを使うときにいちいち手袋を取ったり指を出したりする必要があって面倒だった。指が出し入れしやすいとかは無意味でスマホが使える手袋を使うべき。普段しないレベルの厚着なので財布を取り出したりといった動作がいちいちもたつくし、視界が狭く注意力が低下していることもあって忘れ物をしやすい。実際手袋を片方なくしてしまった。

顔はどうしても露出してしまうが目とか額はそんなに問題ない(まつげが凍ったりするが)。口が難しく、呼吸しているとそのうち肺が痛くなってくるので、マスクをしたりネックウォーマー越しに呼吸することを試みたが、そうしてるとそのうち結露が発生して水で濡れてしまうのが非常に気持ち悪い。これに関してはどうしようもなくて、手袋を口に当てたり外したりという効果の不明かつしんどい運用で誤魔化していた。

靴はちゃんとしたブーツを履いていたので普通の道は問題なかった。氷雪大世界がやばく、地面が雪なので、ブーツと厚い靴下越しでもしばらく歩いているとつま先が冷たくなってしまう。カイロを靴の中に入れてしのいだ。

インターネット

wifiルータは大体使えた。宿のwifiは微妙で人が多い時間帯には?使えたり使えなかったりした。グレートファイアウォールはEC2に立てたVPNサーバを使用して回避。EC2は検閲に引っかからないらしい。VPNサーバの用意で夜遅くまで起きていたせいで行きの飛行機に乗り遅れそうになり最悪だった。bingやbaidu mapもなんだか使えなかったような・・・。app storeは使えないっぽいので必要なアプリは日本でインストールしておこう。

wechat pay

薄暗いスーパーマーケットでもそこら辺に出ている屋台でも使えるので感動する。体験は良いのでやってみたほうがいい。バーコードを読み取って支払いを承認するとすぐにレジの方で通知が発生するのが感動する。グループの誰かがウェイシンジーフーと言いながら支払って、あとでチャットで割り勘で請求する流れが非常に便利。ただ、これを使うためにはwifiルータが使用できること+スマホが使えること(リチウムイオンバッテリーは寒さに弱くポケットに入れているだけだと一瞬で充電が消滅する)という条件のため単一障害点が2つもあり(野良wifiがあればスマホだけでもいけるが期待はできないよね・・)入金も困難なので、旅行者にとっては使いにくい。余ったやつを換金するのも難しそうだし。まだ今のところATMでクレカを使ってキャッシングするのが最適のようだった。自分はキャッシング枠が0円の情弱だったので、現地で慌ててキャッシングを申し込んだ。次の日には使えるようになっていて、楽天カードはすごいと思った。

731部队罪证遗址

第二次世界大戦中に日本軍がハルビンに設立した実験施設で行った非人道的な人体実験や生物兵器の製造・使用に関する記録を展示している。ハルビン市の中心部からは若干離れていて、バスで1時間程度かかる。すごいことに、普通に市内を走っている路線バス一本で行けてしまう(料金は一人2元)。路線バスは遅いので帰りはタクシーを使った(90元した。一人あたりだと30元で、バスの15倍)。

実験施設のリーダーだった石井四郎が京都帝国大学卒、他の幹部っぽい人たちも京都帝国大学が多かったので、学閥を感じた。石井四郎の生い立ちについて詳細な経緯が書かれているので、この施設を訪れた人にとっては、石井四郎は有名な日本人なんだろう。第二次大戦中の戦争犯罪としてはかなり極悪なことをしているわりにそんなに知られていないように思った。川に製造した病原菌を流したがその被害を受けたのは日本軍だった(ノモンハン事件)とかいうエピソードも書かれている。石井四郎はそのとき浄水機構かなんかを用意して日本軍に綺麗な水を供給して勲章を受けたとからしいが、病原菌を流したのはそもそも石井四郎ということなので、マッチポンプやんけと思った。

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氷雪大世界

ハルビンの冬の一大イベント。とにかく入場料が高い(土日は330元で大体6000円)。また、地面は雪や氷で覆われていて見る対象も雪や氷なのでとにかく寒い。対策が不十分だと手足が冷えて行動不能になってしまう。街中の数段やばい。屋外の雪像だけではなくて建物がいくつかあってその中の一つではオオカミが展示されてたりした。セーブポイント的に飯が食える場所も結構あるが、値段は外の普通の店に比べてかなり割高である。ロシア人いるかな〜と思ってたが客はほぼ中国人しかいなかった。あちこちに屋台があっていちごやパイン、サンザシなどのフルーツを串に差して飴でコーティングしたやつを売っている。もちろん中のフルーツは凍っている。大小様々な滑り台や謎のギミックのついた乗り物などがあり子どもたちが遊んでいる。ソリは会場の外で他に防寒具なども売る押し売りから買うことができる。

夜になるとライトアップされて非常に綺麗。暗くなる少し前に行ったので、明るいときと暗いときの雪像を楽しむことができた。

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中央大街

かつてキタイスカヤと呼ばれていたハルビン随一の繁華街。お土産屋さんではマトリョーシカを売ってたり秋林食品という店ではロシアの食べ物を売っていたりしてロシア統治時代の頃を忍ばせる。建物がどうとかはよく分からなかった。夜はイルミネーションが綺麗。たまに雪像があるけど氷雪大世界を見た後だと大したことがないので面白くない。土産物を買った。

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食べ物

  • 空港の食事
    • ハルビンに着いて最初に食べたのが、空港にあったセルフで料理を取っていくスタイルの店で、割高な上に口に合わなくて最悪だった。基本は中華料理で八角の風味が強く、それが駄目だった。ハルビンソーセージも食べたが臭くて脂が多くそれもしんどい。先が不安になった。

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  • 火鍋
    • 宿の近くで。スタンダードな?辛い汁と普通の汁が分離されている鍋を注文。辛い方は信じられないほど辛く口が痺れ、あまり使わなかった。ハルビンの飲食店では水の代わりに湯が出るので、辛いものを食べるとつらい。野菜はそんなにカットされてなくてでかい。が、味は良い。肉も悪くなかったけどちょっと紙っぽく感じてしまったかな・・・。デザートが甘くて美味しかった。うどんは、ほぼ日本のうどんだった。日本のうどんだったのかもしれない。野菜x1、肉x2、うどんx1だけ注文したら、お前らマジでそんだけしか食わないのかよ??的な店員のプレッシャーを受けた。他のテーブルを見てみると、大量に注文している。中国人はよく食べるらしい。わりと食べれたので、ちょっと持ち直す。

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  • 蒸蒸包(ムシムシパオ)
    • 宿の近くで朝飯。絶対にムシムシパオとは読まないと思う。肉まんと粥を注文。粥は味がなくまったく食えなかったが、肉まんが当たりだった。外側のパンが日本の肉まんに比べて格段にうまい。調子に乗って追加で注文する。肉まんは完食。
  • ちょっと豪華っぽい中華料理
    • 731部队罪证遗址の近くで昼食。店員が床を掃除しているあたりでタバコとかが散乱していてその床のあまりの汚さにびっくりしてしまう。席でメニューを見ながらではなく、壁に貼られたパネルの写真を見て注文するスタイル(パネルは注文のときだけ電気をつける)。青椒肉絲とトンポーロー的な豚肉とお焼きに肉を挟んだ的なやつを注文。青椒肉絲とお焼きに肉を挟んだ的なやつが美味しかった。青椒肉絲は日本の青椒肉絲とは違い、ほとんどピーマンと何かの野菜の茎とちょっとの肉がある。油がやはり多くてしんどいが、味は良かった。お焼きに肉を挟んだ的なやつは、お焼きの部分がこの旅ベストくらいに美味しかった。小麦が良いのかもしれない。トンポーロー的なやつは八角とブヨブヨの脂身のダブルパンチで無理だった。ただ赤身の部分は多少食べれた。

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  • アリババ(串焼き)
    • 2日目、宿の近くで夕食。高級っぽい店に行きたいという人がいて高級っぽい外見してそうだったのでここにしようと言ったが、大衆向けだった。申し訳ない。肉は悪くなかったと思うが、一本食えば十分かなという味付けで攻めてくるのでつらい。適当に注文したら突然トーストが出てきて非常にウケた。しかもそれが一番美味しかった。

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  • ケンタッキー
    • 最終日の朝食。中国式朝食セットを注文。粥は微妙だがやはりパンがうまい。パンが、うまい・・・。ハルビンの人はパン食にした方が良いのではないだろうか?

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感想

台湾に行ったことがある程度で中国は大体初めてでしかも極寒の地なので結構不安だったが楽しめた。ハルビンはエネルギー事情が悪いのかどうか知らないが基本的にどこも薄暗く店も外に明かりを漏らさないのでやってるかどうか分からない。天気は良かったが屋内にいると窓が曇って見えず外に出てもうっすらと靄がかかったようなすっきりしない空だった。太陽の高度は低く夜も早い。外を出歩いていると日本で遭遇するような底冷えよりも数段深い寒さを感じる。そういう寒冷地の雰囲気を体験できたのが良かった。